アロマセラピーとは


アロマセラピーとは、植物の花や葉、種子、木部、果皮など、様々な部位から抽出した天然のエッセンス(精油)により心身のバランスをとり人の生理的機能正常化に働きかけたり、免疫力を高めたり、心身を鎮静あるいは活性したり、抗菌や抗アレルギーなど外的な刺激から保護したりと総合的に健康の維持促進に有用な植物療法のことです。

アロマポットなどで芳香させ香りを嗅ぐという芳香療法が一般的ですが、他にもお風呂に入れる、化粧品に加える、マッサージに用いるなど、様々な方法で活用されています。

   

 

    

精油のパワー


人類の歴史が始まって以来、植物はその見た目の美しさだけでなく香りや薬用性により暮らしの中で様々に使われてきました。古代エジプトでは防腐保存効果のある精油がミイラ作りに用いられたり、スパイスで食べ物の保存性を高めたりしていましたし、キリスト誕生の際に贈られたものの中にはフランキンセンス(乳香)やミルラ(没薬)などの香料が贈られた話は有名です。また、中世ヨーロッパでは多くの教会でハーブ(薬用植物)が栽培され、それらがお酒やお茶として一種の薬の役割を果たしていました。

実際、精油の中には沢山の化学成分が含まれており、それらが香りの個性を作りだすとともに心身に対し化学的にも様々な影響を与えます。

例えば誰もが知っている「ラベンダー」には、酢酸リナリルというエステルが多く含まれ、それが心身のバランスをとり心を落ち着かせたり不安を和らげたりという働きをしてくれるので、リラックス効果が高いといわれるわけです。それだけではなく、ラベンダーに含まれるリナロール(モノテルペノール)は抗菌や細胞の再生・修復を促しますので、傷ついた皮膚の治癒に有用という側面も持っています。

このように、精油には多くの成分が複雑にふくまれているためこれらを1種もしくは数種組み合わせて使用することで、私達の心身に対しホリスティック(総合的に)働きかけてくれるというわけです。

医療における病気治療とは異なり、肉体・精神・魂は繋がりあってバランスをとっているという考え方をベースにし、優しくなだめるように心身に働きかけ、感情を癒し、不定愁訴などの不調やバランスの乱れを整えていくことで、自身の持つ自然治癒力を高めて健康維持に働きます。

 

     

ホリスティックアロマセラピー


ナチュレボタニカでは、オーガニック栽培された植物油に約70種の精油の中からお一人おひとりの心身の状態に合わせてブレンドした芳香オイルを使用したオイルトリートメントを行っています。

すでにブレンドされたオイルを使用する一般的なリラクゼーションマッサージとは異なり、クライアント様のお辛い不調(肩こり、むくみ、ストレス過多、女性特有の不調など)にクローズアップしてその日その時、最も有用と思われる精油を2~3種程度選び使用していきます。

また、施術内容についてもマニュアル化された手順で行うのではなく、コンサルテーションや実際にお身体に触れたときの状態に応じて組み立てて施術を行いますので、施術を受けられた後は深いリラックス感とともに不調の緩和を実感していただけることと思います。

皮膚は生理発生的にみて脳神経と同じ胚葉から発生していますので、身体全体の皮膚への直接的な刺激や手足に対する集中的な刺激による反射反応で身体のあらゆる器官への刺激を誘発し全体的な機能を高めてくれますので、定期的に施術を受けることで徐々に自己免疫を高めより健やかな毎日を送ることができるようになることでしょう。